2010.07.28
198・iPS細胞用の新遺伝子発見(時事通信・07・27goo配信)
今回のニュース。確かに日本の研究は凄いものがあるが、ただ生命倫理は大丈夫なのか心配だが、再生医療を大きく前進させていく遺伝子医療に注目していきたい。
(時事通信)
再生医療への応用が期待されるヒトの万能細胞「人工多能性幹(iPS)細胞」を作る際、作製効率を上げるとともに、がん化の危険性も下げることができる遺伝子が見つかった。京都大の山中伸弥教授や中川誠人講師らが26日までに発見した。米科学アカデミー紀要電子版に発表する。臨床応用の実現にまた一歩近づいたと期待される。 iPS細胞は増殖能力が高く、身体のあらゆる細胞に変わる。将来、難病患者自身の細胞からiPS細胞を作り、必要な細胞に変えて患部に移植すれば、免疫拒絶反応なしに治療ができる。 山中教授らが2006年、世界で初めてiPS細胞を作った際は、皮膚細胞に4種類の遺伝子をレトロウイルスを使って導入する方法だった。このうちの「c―Myc」遺伝子は、作製に使うと効率が上がるが、マウスの実験では移植後にがん化を引き起こす「もろ刃の剣」だった。 このため、山中教授らはc―Mycとよく似たDNA塩基配列を持つ「L―Myc」遺伝子に注目。L―Myc遺伝子を使うと、C―Myc遺伝子を使う場合より、ヒトiPS細胞の作製効率が上がるほか、マウスの2年間の経過観察でがんがほとんどできないことを確認した。 中川講師は「腫瘍(しゅよう)ができてしまう壁を乗り越えたのは大きなインパクト。L―Mycはほかの研究機関の評価でもいいということになれば、スタンダードな作製法になっていくと思う」と話している。
【解説】
健康ミニ情報でiPS細胞については紹介したのでこの問題は多くの生命倫理に関するものも含むが、日本の研究が、創造科学のもとに創造者を畏れて謙虚に研究が実用的に進められるように祈りたい。それを逸脱すると人類を絶滅させるほどの大きな問題ともなりかねない。ここで問われるのは健全な良心だろう。
