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2005年に「食育基本法」が制定されました。食品会社や外食産業に食育教育を消費者に実施する
ことなど義務化されています。しかし、真の「食育」とはまず、食事からしてゆつくり食べるスロー
フードの普及ではないでしょうか。日本でも最近、スローフードが唱えられていますが、
食事をゆつくり、よく噛んで食べるというものはありません。日本の公立学校での給食時間は
わずか15分前後という教育では、噛む教育が普及することは大変、難しい状態です。
しかも大人になってから、噛むという食習慣を定着させることは容易なことではありませんが、
これを普及するのが私たちのNPOなのです。
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戦国時代を制して天下を治めた徳川家康は、健康訓第一条が、
「48回以上、食物を噛む」ことでしたが、家康のように実施するような日本人は、
今もまれでほとんど早喰いです。大正時代には、喰い改め運動が日本に巻き起こり、
48回以上、噛もうという「カメカメ運動」が起こりましたが、日中戦争、太平洋戦争と
続く戦時体制になると早喰いが奨励され、消し飛んでしまいました。そして敗戦後、
今度は高度経済成長政策をひた走る企業戦士たちは、お昼の時間はせいぜい15分。
それに輪をかけたのが学校給食です。また家庭に戻れば夫婦は共稼ぎ、核家族。
夕食もインスタント食品で、時々、ファミリーレストランという有様です。
職場では接待に外食と食事にゆとりがない戦後60年間でした。当然のツケが増加する生活習慣病なのです。
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また、ガン患者数は増加の一途で、厚生労働省の発表では、
2015年には毎年新たに年間89万人がガン患者となり、60万人(現在30万)がガンで死亡するといいます。
糖尿病患者に至っては、軽度を含めれば1600万人、予備軍を入れたら3000万人となるのです。
このような驚異的な数字の源泉は、どうも早喰いにあるようです。
ゆっくり噛む食生活、ゆとりあるスローライフ、スローフードに切り替えよう
食物をよく噛むことは、唾液をたくさん出します。唾液こそ、ガンの元凶である活性酸素を打ち壊してくれます。
よく噛むことを全国民に普及させようと医師などで結成した日本咀嚼学会の報告によれば、
噛めば噛むほど病気の大半はよくなるということです。また日本は世界一長寿国であると同時に
世界一寝たき老人、痴呆症の多い国なのです。もし噛む運動が展開されていくなら、
これからこの汚名はなくなるのです。噛むことで痴呆症は激減します。私たちはもっと
唾液の力を知らなければならないのです。
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