2010.07.30
【うつ病の克服の道】誰でもいつでもなるうつ病は周囲の理解が大切だ
ニュースリリースでも書いた山本アナウンサーの産後うつ病で自殺した事件は、うつ病で自殺と簡単に伝えられないものを秘めているような気がしてならない。ある具体的なケースだが、私たちとは、カウンセリングで関ったある方の妻の話だが、彼女は長女の登校拒否で大きな悩みを持っていた。
それは同居している姑から、「うちの家系にはそのような者はいない」と冷たくいびられたうえに主人が姑の味方であり、また猪突猛進タイプの企業経営者であるため、まったく話を聞いてもらえない。そして長女もうつ病になってしまったのである。そして母親は、私たちに「私はいつでも気が狂いそうで、娘よりひどいうつであり、発狂か自殺の寸前にあるのだ」という告白をされたのである。そしてその告白から数週間後、彼女は心臓麻痺で急死した。自殺ではなかったが、精神的ストレスが、心臓麻痺を誘発したことは間違いない。そして長女は私たちがアドバイスをしたが残念ながら育てた祖父母たちが、世間体を気にして無理やり通信高校を受験させて、何とか卒業し、老人ホームに就職したその年の正月、自殺をした。このケースで大きな問題が二つある。周囲の無理解と世間体である。この夫は、今頃、「このようなことになるのだったら、二人とも精神病院に入院させておいたほうが良かった」というが、果たしてそうであろうか。そのような措置の前にすることがあったはずである。つまり、この夫は、妻の立場を理解し、徹底的に妻の側に立つべきであった。また、長女は、ホームスクールなどで十分対応し、うつにまで追い込むのを防ぐべきであった。うつ病になればすぐクスリ、精神病院は、最も危険な選択である。まず、最も身近な者が、うつ病に追い込まれるのを事前にキャッチして受け止めていくことが必要である。だから、山本アナウンサーの場合、夫の責任が大きいというのはこのゆえなのである。。(写真は自殺した日本テレビの中堅アナウンサー、山本真純さん・左)
