2010.03.06
【33回・日本アカデミー賞】授与式を見て
今年はどれも見たいという日本映画の作品が続いた。まずNHKテレビドラマで最高の賞を数々獲得した「ハゲタカ」の映画化はドキドキしながら3月に三好の映画館で見た。その後、見たい作品ばかりだったが、とても忙しくて見られなかった。いずれもすばらしい優れた作品が続いた2009年であった。
中でも農村の医師不足を描いた「ディアドクター」、ジャンボ機墜落前後を描いた「沈まぬ太陽」など社会派ドラマが続き、骨太の作品5作品がノミネートされたのである。その中から「沈まぬ太陽」が最優秀作品に選ばれた。奇しくも日本航空が破産し、国家管理となった年と重なったのも不思議なことだ。本年のようなJAL破産の兆しは、1985年の日航ジャンボ機墜落事故であり、そのことを描いた山崎豊子さんの作品が映画化されたことは嬉しいことだ。実はこの1985年、私は人生第二の大きな転換の年であった(愛惠企画創設の年)のだ。その後、足助に来てから出版された「沈まぬ太陽」の小説を読んで多くのことを教えられたので、ぜひ映画化してほしいと思ったことを覚えている。そして最優秀俳優も主演の渡辺兼であり、世界的に活躍する名優にふさわしい受賞だったと思う。私も大の映画好きなのでこの日本アカデミー賞を楽しみにしている。そしてAFCでは日本アカデミー賞作品はほとんど所有しているので希望者にはお貸ししているが、断食中に見るのは大いに心に残るから借りていただきたいものだ。これらの作品を見ていると映画を製作してみたいと思う気になるから不思議だ。もちろん今の私には到底できないことだが、何か自己表現の方法として映画は面白いなと映画を見るたびにうらやましく思う。最近、「チャップリンの影・日本人秘書高野虎市」を読んだが、この作品からも映画の面白さを多く学んだ。「アバダー」などアメリカなどすばらしい作品も多いが、今回の日本アカデミー賞候補作品がどれも質の高さ、社会性の高さに驚くばかりである。ほんとうに映画を製作された方たちに大きな拍手を送りたい。このような評価をブログに書く気になったのは、実は初めてである。そういう意味では、2010年、大きな転換の年になるのかも知れない。(写真日本アカデミー賞の表彰状)
