2010.03.04
【シネマ】 感動の「インビクタス・負けざる者たち」
元南アフリカ共和国、ネルソン・マンデラ大統領の不屈の戦いを描いたクリント・イーストウッド監督の映画が大変な人気だ。まだ私は忙しいのでなかなか映画館にまでは行けない。2月上映以来、いろんな雑誌、新聞で高い評価なので少なくともDVDは購入しようと思う。この映画にはないようだが、マンデラ大統領は、
これまで差別してきた白人との和解を具体的に推し進めるため、聖公会のデズモンズ・ツツ大主教を「真実和解委員会」の総責任者に任命し、アパルトヘイト時代に差別したことを自主的に司祭に悔い改めれば刑事訴追はしないということを決めたのだ。まさに和解の福音、和解を通して新しい国造りが始まったのだ。そして長い民族差別と対立がこの委員会の活動を通して深い傷が癒されていったのである。その実績を認められ、ノーベル平和賞の受賞に至った。聖公会の熱心なキリスト者であるマンデラ氏の上からの力、神の知恵でデズモンズ氏に白羽の矢を当てたことは大正解であった。和解とはそれを担える人を用いることである。今回の映画はラグビーチームを描くものだが、和解の福音こそキリスト教の中核であることを映画を通し私たちのメッセージを送っているようだ。
(写真はネルソン・マンデラ氏)
